~名前も知らない恩人~26年前、DVの父親から私達を救ってくれたのは、いのちの電話だった

この記事は約 4 分で読めます。

f:id:komachi-k:20180114124801j:plain

こんにちは!かどの小町です!

昨日、山倉梨子さんのブログに
いのちの電話のことが書いてあったんですよ。

www.cheer-up.info

いのちの電話の相談員さんは
二年間も研修を受けて相談員になるそうです。

しかもボランティアらしい!

じつは私、いのちの電話に救われた一人なんですよ。

今日はいのちの電話にまつわる私の話をしていきます。

スポンサーリンク

DVが問題視されていない時代だった

それはDVという言葉すらなかった26年前のこと。

当時は今よりも情報量が少なく、
家庭内暴力があまり問題視されていない時代でした。

私の父はいわゆるDV男。

いつもは普通なのに、一度キレると
手がつけられないほど暴れ、私たちを殴りつけ
家のものを破壊しました。

殴られすぎて一週間外出できないほど顔が変形してしまう母。

父の暴力の後遺症で
今でも母の唇は一部腫れて変形しています。

DVが日常茶飯事だった頃、母は八方塞がりの状態でした。

結婚した相手が日常的に暴力を振るうような場合、
普通は実家に帰ったりするんだと思います。

でも母の両親、つまり私の祖父母はいわゆる毒親で
頼ることができなかったのです。

DVかどうかが分からない

じつはDVというのは、
「これはDVだ」と判断するのが難しいんです。

なぜならDV男は私の父と同じように
普段は何の問題もない、普通の男性だから。

でもいちどスイッチが入ってしまうと豹変し、
暴れて人を傷つけます。

いつもは温厚なのにスイッチが入ると人が変わってしまう。

そして一番怖いのは
そのスイッチがどこなのかが分からないことです。

普通の会話をしているのにDV男は
「自分をキレさせる言葉を言われた」と思い込むのです。

その結果いきなりキレて相手を傷つけ、挙句の果てに
「お前のせいでこんなことになった。お前が俺をキレさせたから悪い」
と吐き捨てます。

こう言われるとDV被害者は

「自分のせいで相手を怒らせてしまった。殴られたのは自分が悪いからだ」

と考えるようになるのです。

DVという言葉がある今の時代でさえ、相手がDV男かどうかの判断は難しい。

場合によってはDV男は殴った後に
泣きながら謝ることもあるんですから。

DV被害者は

「相手を怒らせさえしなければうまくやっていける。自分がうまくできないから殴られたのだ」

と考え、自分が悪いせいだと自分を責め続けてしまうのです。

スポンサーリンク

第三者に助けを求める大切さ

そもそもDVは
「一日に何回相手がキレたらDVだ」
などという定義がありません。

DV被害者は「自分が悪いのだから」とか
「自分がちょっと我慢さえすれば」などと考え、
誰かに相談することさえ我慢してしまいます。

26年前の母は、

「これは正常なことなのだろうか。ずっとこのままなんだろうか」と考えた結果、

いのちの電話に相談しました。

電話の向こうの相談員さんは

「それは正常なことではない。家庭内暴力です」

と教えてくれたそうです。

その相談員さんの言葉で母は
自分の異常な環境に気がつけたのです。

結果、母は私と兄を守るため離婚を決意しました。

あの時、いのちの電話がなかったら。

私はもしかしたら生きていなかったのかもしれません。

今の時代でさえ、
DV男のせいで亡くなった幼い命の話もたくさんあるんですから。

もし生きていたとしても、ずっと父の暴力に悩まされ
心身ともにボロボロになっていたと思います。

辛い思いや経験をたくさんしましたが今は幸せです。

いのちの電話、そしてあの時の相談員さん、

本当にありがとう。