こんにちは!かどの小町です!
突然ですが、あなたの家にはダンスの練習ができる大きい鏡がありますか?
ダンスを練習する時、鏡が無い状態で練習するより大きい鏡の前で自分の姿を確認しながら練習するほうがダンスの技術習得は早くなります。
私も趣味&ダイエット目的でダンスをしているのでよく思うんですよ、自宅に大きい鏡を置いて練習したいな~と。
ただ、大きい鏡って値段がすごく高いんですよね。
しかも大きい鏡は地震があったりして倒れてきた時に割れてすごく危険です。
そんな事態に備えて割れない鏡、リフェクスミラーという商品があるんですが、ダンスに使えるくらい大きいサイズって3万円以上するんですよ…
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高い!高すぎる!!
いくら割れない鏡とはいえ、この値段はさすがに高くて出せません。
かと言って割れてしまう鏡でも大きい鏡は1万円近くします。
私達の自宅でダンスを練習したいというこの熱い気持ちの前には鏡の値段という高い高い壁がそびえ立っているわけです。
そこで私は、大きくて割れない鏡を作れないかと考えました。
結果、市販のリフェクスミラーの半額で割れにくい鏡を作ることに成功しました。
どんな材料を使ったのか?
どんな方法で作ったのか?
今回は自作リフェクスミラーを作った経緯をつづっていきます。
割れにくい鏡を作るには?
本来のリフェクスミラーというものは、鏡の面がフィルムでできています。
フィルムだから割れない、というわけ。
このフィルムは売っていないので、私達がこのフィルムを買ってリフェクスミラーを作ることはできません。
ちなみに以前、ダイソーの防災シート(アルミホイルみたいにピカピカ光るやつ)をプラダンという板に貼り付けて鏡を作ろうとして見事に失敗しました(笑)
詳細はこちら→おうちヨガにも♡割れない全身鏡を安く手に入れる方法を調べてみた
なので代わりに手に入る材料はないかと探したところ、ガラス製の鏡ではなく塩ビ板製の鏡を発見。
普段私達が使っている鏡は、じつはガラスでできているんです。だから割れるんです。
鏡の詳しい構造はこちらで見れます
塩ビ板というのはプラスチックでできた板なので割れにくいです。
つまり塩ビ板でできた鏡なら割れにくい、というわけです。
この塩ビ板ミラーを使って鏡を作ることにしました。
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割れにくい鏡の材料
先に話しますが、試しながら作ったのでミスを連発しました。
なので後から材料を買い足したり、やり直したりすることが多かったです。
ここでは混乱を防ぐため、成功した方法だけを書いていきますね。
ではまず材料です。
・45cm✕60cm2mm厚の塩ビ板ミラー4枚
・180cm✕90cmのプラダン1枚
・90cm✕90cmのプラダン1枚
・プラスチック用両面テープ10m✕4個
・マスキングテープ1個
塩ビ板ミラーはこちらのお店が最安値です↓
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こちらで塩ビ板ミラーを4枚買いました。
※塩ビ板ミラーは歪むのが嫌で今回2mm厚のものを購入しましたが、4枚だと3.1kgもの重さになります。
壁にかけて使う場合等、軽さを重視される場合は0.5mm厚の塩ビ板ミラーもあるのでそちらも検討される方が良いかもしれません。
プラダンとはプラスチック製のダンボールで、これは通販ではバラ売りしていないので直接ホームセンターに買いに行きました。
90cm✕90cmのプラダンと、90cm✕180cmという巨大なプラダンをそれぞれ1枚ずつ購入。
で、買うのは良いんですがこの巨大なプラダン、持ち運びが本当に大変で・・・
90cm✕90cmはそこまで大きくないので大丈夫ですが、
このくらいのサイズ
90cm✕180cmはこんなに大きいんです。
自宅の部屋のドアよりデカイ
普通に持っているだけでも風にあおられて動きにくいんですが、一番大変なのは車で持ち帰る時です!!
なにが大変って、このプラダンを買いに行ったのは母となんですが、母の車は軽のミライースなんですよ・・・
その中に180cmもあるプラダンを曲げないように入れるとどうなるか??
こうなります。
これ、後ろが全く見えないんですよ!ヤバイでしょ!!
こんな状態で母に運転させちゃいました・・・お母ちゃんゴメンそしてがんばって運転してくれてありがとう
両面テープもホームセンターで買いました。
マスキングテープは仮止めだけなのでなんでもOK。
これはセリアで買いました。
材料費は
塩ビ板ミラー4枚:10,916円
プラダン2枚:1,016円
両面テープ4個:1,880円
マスキングテープ1個:108円
母への感謝:プライスレス
合計13,920円です。
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割れにくい鏡の作り方
割れにくい鏡を作る工程は簡単に言うとこんな感じ。
1.プラダンを2枚を貼り合わせて土台を作る(鏡のサイズに合わせてカットしてから)
2.作った土台に鏡を貼り付ける
3.土台の補強&転倒防止をする
1.プラダンを2枚を貼り合わせて土台を作る
まずは土台作りです。
180cmのプラダンの上に鏡を4枚並べて、そのサイズに合わせてカットします。
このとき、2cmくらい余白を残します。
鏡とぴったりにしてしまうと角が出て危ないんです。
なので余白を残しておいて後から角を落とします。
とりあえず鏡のできあがりサイズ+2cmのところでカットする、とだけ考えてもらえれば大丈夫です。
次に切った短い方のプラダンを大きいプラダンの裏に貼り付けます。
プラダンは加工しやすくて良いんですが、その分耐久性が低いので強化するために二重にします。
切り離した方のプラダンに両面テープを貼って
鏡のサイズに合わせてカットした側に貼り付けます
また、両面テープの粘着力が落ちないよう、事前にウェットティッシュ等でホコリを拭き取るようにしてください。
二重になっていない部分に90cm✕90cmのプラダンを貼り付けます。
900mm✕900mmと書いてますが90cm✕90cmのプラダンのことです
裏返してはみ出ている部分をカットします。
カットした部分は後で使うので置いておきましょう。
カットが終わったら上にする側の両角を少しだけ落とします。
先程言っていた余白の部分です。
こうやって角を落としておくと怪我しにくくなります。
※画像では1枚のプラダンの角を落としていますが、実際には2枚貼り合わせてから角を落とします
2.作った土台に鏡を貼り付ける
いよいよ塩ビ板ミラーを貼っていくんですが、ここで注意があります!
それは、塩ビ板ミラーには両面とも保護フィルムが貼ってあるので、まずは白っぽい方のフィルムをはがすこと!!
これに気づかず両目テープを貼ってしまい、テープを無駄にしてしまいました・・・
なので必ずはがしてください。
それでここでも注意なんですが、青い方のフィルムはまだはがさないこと!
こちらが鏡になっているので、今はがしてしまうと傷だらけになります!
はがすのは白っぽい半透明のフィルムだけです!!
フィルムをはがしたら一度プラダンの上に隙間なくきっちり並べます。
並べたらマスキングテープで仮止めします。
そのうちの1枚をそっとひっくり返し、両面テープを貼ります。
他の鏡が動かないよう注意しながら鏡を貼り付けます。
この作業を4枚ともしてください。
3.土台の補強&転倒防止のひも等を貼る
塩ビ板ミラーを4枚とも貼り終えたら、先程置いておいたプラダンの余りから1.5cm幅✕2枚を切り出しておきます。
鏡を裏返し、余ったプラダンを継ぎ目のところに張って補強します。
斜めに写っちゃった
貼れたらいよいよ青いフィルムをはがします!!
はがしてみると・・・!
めっちゃキレイー!!!
これは感動します!!
あとは先程切っておいた細いプラダンを矢印のところの裏表に貼り付けます。
こうすることで鏡が倒れにくくなります。
貼れたら完成!
かなり手間はかかりましたが、市販品の半額以下でリフェクスミラーを手に入れることができました!
市販のは3万超えますからね・・・
塩ビ板ミラーなのでガラスの鏡より割れにくいです!
上でも触れましたが軽さを求めるなら0.5mm厚の塩ビ板ミラーも検討してみてください。
割れにくい大型の鏡を激安で手に入れたい時は自作も良いですよ!
参考になればうれしいです♡
2018.7.24追記
6.18に震度5強の地震がありましたが、そのときこの鏡は倒れませんでした。
というかビクともしなかったです。
地震でも倒れない&倒れてもかなり割れにくい鏡が低価格で作れて良かった、とつくづく思いました。