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~名前も知らない恩人~26年前、DVの父親から私達を救ってくれたのは、いのちの電話だった

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こんにちは!かどの小町です!

昨日、山倉梨子さんのブログに
いのちの電話のことが書いてあったんですよ。

www.cheer-up.info

いのちの電話の相談員さんは
二年間も研修を受けて相談員になるそうです。

しかもボランティアらしい!

じつは私、いのちの電話に救われた一人なんですよ。

今日はいのちの電話にまつわる私の話をしていきます。




DVが問題視されていない時代だった

それはDVという言葉すらなかった26年前のこと。

当時は今よりも情報量が少なく、
家庭内暴力があまり問題視されていない時代でした。

私の父はいわゆるDV男。

いつもは普通なのに、一度キレると
手がつけられないほど暴れ、私たちを殴りつけ
家のものを破壊しました。

殴られすぎて一週間外出できないほど顔が変形してしまう母。

父の暴力の後遺症で
今でも母の唇は一部腫れて変形しています。

DVが日常茶飯事だった頃、母は八方塞がりの状態でした。

結婚した相手が日常的に暴力を振るうような場合、
普通は実家に帰ったりするんだと思います。

でも母の両親、つまり私の祖父母はいわゆる毒親で
頼ることができなかったのです。

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DVかどうかが分からない

じつはDVというのは、
「これはDVだ」と判断するのが難しいんです。

なぜならDV男は私の父と同じように
普段は何の問題もない、普通の男性だから。

でもいちどスイッチが入ってしまうと豹変し、
暴れて人を傷つけます。

いつもは温厚なのにスイッチが入ると人が変わってしまう。

そして一番怖いのは
そのスイッチがどこなのかが分からないことです。

普通の会話をしているのにDV男は
「自分をキレさせる言葉を言われた」と思い込むのです。

その結果いきなりキレて相手を傷つけ、挙句の果てに
「お前のせいでこんなことになった。お前が俺をキレさせたから悪い」
と吐き捨てます。

こう言われるとDV被害者は

「自分のせいで相手を怒らせてしまった。殴られたのは自分が悪いからだ」

と考えるようになるのです。

DVという言葉がある今の時代でさえ、相手がDV男かどうかの判断は難しい。

場合によってはDV男は殴った後に
泣きながら謝ることもあるんですから。

DV被害者は

「相手を怒らせさえしなければうまくやっていける。自分がうまくできないから殴られたのだ」

と考え、自分が悪いせいだと自分を責め続けてしまうのです。

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第三者に助けを求める大切さ

そもそもDVは
「一日に何回相手がキレたらDVだ」
などという定義がありません。

DV被害者は「自分が悪いのだから」とか
「自分がちょっと我慢さえすれば」などと考え、
誰かに相談することさえ我慢してしまいます。

26年前の母は、

「これは正常なことなのだろうか。ずっとこのままなんだろうか」と考えた結果、

いのちの電話に相談しました。

電話の向こうの相談員さんは

「それは正常なことではない。家庭内暴力です」

と教えてくれたそうです。

その相談員さんの言葉で母は
自分の異常な環境に気がつけたのです。

結果、母は私と兄を守るため離婚を決意しました。

あの時、いのちの電話がなかったら。

私はもしかしたら生きていなかったのかもしれません。

今の時代でさえ、
DV男のせいで亡くなった幼い命の話もたくさんあるんですから。

もし生きていたとしても、ずっと父の暴力に悩まされ
心身ともにボロボロになっていたと思います。

辛い思いや経験をたくさんしましたが今は幸せです。

いのちの電話、そしてあの時の相談員さん、

本当にありがとう。

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